ジャンパー膝
ジャンパー膝は「使い過ぎ」が原因ではない。膝の痛みを引き起こす3つの原因とは?
病院で「ジャンパー膝」が治らないあなたへ
このページは、
「ジャンパー膝」に悩んでいる子供たちのための内容です。
なぜジャンパー膝になってしまったのか?という原因を理解をしてもらい、
「ジャンパー膝による膝の痛みを解消する方法」をお伝えしていきます。
- 膝の前側が痛い…
- 走ったりジャンプをすると痛くてたまらない
- マッサージやテーピングでも治らない…
きっと様々な辛い症状と不安があると思います。
でも、大丈夫です。
あなたのジャンパー膝がなかなか良くならない理由がここに全て書かれています。
ジャンパー膝は適切な施術をする事で早期にスポーツ復帰できる疾患です。
痛みで運動が出来ない子供達、またはその親御さんは、是非最後までご覧ください。
ジャンパー膝とは
ジャンパー膝は、10代のスポーツをしている子供たちによく出る疾患です。
膝に繰り返し負担がかかり披露していく事で、膝に痛みが出ます。
特に、ジャンプ動作をよく行うバスケットやバレーでは発症のリスクが高まります。
ジャンパー膝とオスグッドの違い
ジャンパー膝とオスグッドは、痛みの発生場所が近いため、診断で間違いやすい事があります。
ジャンパー膝は、膝蓋靭帯(しつがいじんたい)の炎症や靭帯繊維の一部断裂が起きている状態です。
このため、膝の変形などは見られません。
その反対にオスグッドは、靭帯・筋肉の接合部が軟骨から剥がれ、変形(盛り上がる)があります。
オスグッド病の好発年齢は10歳~15歳くらいで、ジャンパー膝に比べやや若年層に見られるのも特徴です。
どちらの場合も膝の皿の下に圧痛(触ると痛い)があるので、痛みの鑑別をしっかりと行う必要があります。
ジャンパー膝はレントゲンではわからない!
ジャンパー膝の発症初期は「運動後だけ」に痛みを感じます。
スポーツをしている多くの子は、痛みがある状態でも我慢しながら練習を続けてしまう場合がほとんどであり、症状が進行していく場合が多いです。
ただ、このままの状態で練習を続けると、練習時にも痛みが出始め、その後は痛みを常に感じるようになってしまいます。
そして、ジャンパー膝の最も怖いところは、レントゲンを撮っても異常が分からないという事です。
前述したように、ジャンパー膝は「膝蓋靭帯の炎症」です。
整形外科で痛みを訴えた際にまず行われるのは、骨の異常を見るためのレントゲンであり、それでは靭帯の異常は見つからないのです。
病院で「異常ない」と言われたことで、練習を続けてしまい、痛みを悪化させてしまうケースも多くあるのです。
そして、悪化した後は「最低でも1,2か月は安静、運動中止」の指示が出される事がほとんどです。
もし、あなたが既に「ジャンパー膝」と診断されたのであれば、きっとこの指示を受けたのではないでしょうか?
ですが、だいじょうぶです。
ご安心ください。
当院にはあなたのように「数か月の安静」と言われた状態の子供達がよく来院します。
ですが、多くの場合、10回の施術が終わるころには、思いきり走れるようになっています。
なぜ「数か月の安静」が必要なジャンパー膝はが早期に改善するの?
ジャンパー膝というのは、膝の使い過ぎが原因と考えられています。
膝の使い過ぎによって、膝蓋靭帯に炎症が起きているため、
まずは「患部への負担を出来るだけ軽減させる処置」が行われるのです。
そのために、まずは患部に負担をかけないために「安静」が必要と考えられています。
より負担を軽減させるためにテーピングやサポーターをする事も多いです。
その他にも、周囲の筋肉をつける事で膝への負担を減らすという考えから筋力トレーニングをする、または患部への電気治療やマッサージで痛みを取ろうとする処置もあります。
今までジャンパー膝の治療を受けた経験があるのであれば、
「そうそう、そういう治療してきた!」という方もいるでしょう。
ジャンパー膝の治療では、患部へのアプローチばかりを施される事がほとんどです。
ですが、きっとそれでも痛みが改善しなかったのではないですか?
そうなんです。
ジャンパー膝はこれらの処置では、なかなか改善しない疾患なのです。
なぜ改善しないのか、疑問に思いますよね。
それは「痛みの原因と違う場所を処置しているから」です。
そもそもジャンパー膝の原因と考えられている「膝の使い過ぎ」は、単なるきっかけに過ぎず、根本の原因は他にあるのです。
私たちはこの根本原因を知っているので、長期間の安静期間を設けずに、早期の改善をさせる事が出来るのです。
次の章では、ジャンパー膝の根本原因について解説していきます。
ジャンパー膝を引き起こす3つの原因
ジャンパー膝を引き起こす原因は「3つの要因」があり、これが重なる事で、膝に痛みが出てしまうのです。
それは以下の3つの要因です。
- 身体全身の歪みがある
- 膝が正しく使えていない
- 身体の免疫力・回復力が低下している
身体全身の歪みがある
ジャンパー膝の子供たちには身体には歪みがある場合がほとんどです。
「歪んでいる」とはどういうことか?というと、頭蓋骨の歪みや、股関節のずれ、脊柱の歪みなどよって、身体全体に歪みが出ている状態の事です。
この状態で、膝を使い過ぎる事によって、通常よりも膝にかかる負荷が重くなります。
身体の歪みがある部分は子供によって全く違うので、ひとりひとり見極める必要があります 。
膝が正しく使えていない
膝が正しく使えていない原因はいくつか考えられます。
O脚や内股によって膝自体が捻じれている状態や、足関節と股関節の可動域低下によって膝の可動域も低下している事もあります。
このような悪い状態で膝を酷使すると痛みが出るのは当然だと考えられます。
身体の免疫力・回復力が低下している
ジャンパー膝の子供達は、痛みを治すための免疫力・回復量がそもそも低下している事があります。
まず、身体に溜まった疲労は「睡眠中」に回復するものです。
しかし自律神経の乱れなどによって、睡眠の質が悪い事で免疫力や回復力が低下してしまいます。
この状態では、いくら睡眠をとっても疲労が抜けきれずに身体に蓄積されていきます。
身体が疲労した状態で過度な運動を続ける事は、怪我を引き起こしやすくなるだけでなく、痛みを治りにくくしてしまうのです。
ジャンパー膝を早期に解消するために重要な事
ジャンパー膝の根本原因が理解出来ると、膝周囲だけにアプローチをするだけでは足りないという事が分かっていただけたと思います。
もし膝周囲を施術しても、運動を再開すると痛みを繰り返してしまいます。
これは根本的な原因が改善されていないからですね。
痛みを繰り返している人は、きっと膝患部の治療がほとんどだと思います。
やっと運動できる!と思っても、すぐに痛みが出てくるとかなりショックですよね。
ジャンパー膝は根本原因を処置することで、再発のリスクが大きく減少します。
痛みの根本的な改善をするには、まず①「身体全体のバランスを整る」という事、これで膝にかかる負荷を軽減させます。
そして②「足の捻じれを整る」のです。
足の捻じれを整える事で、可動域が広がり、膝を正しく使えるようにします。
この2つを調整するだけでもジャンパー膝の原因である大腿四頭筋の柔軟性低下と筋力低下を防ぐ事が可能になります。
次に、ジャンパー膝は患部の炎症を取る必要もあります。
病院では炎症をとるために安静の指導やアイシングの措置などが取られますが、これだけでは炎症をすべて取り除く事は難しいです。
炎症をとるためには免疫力と回復力を高める必要があります。
それには③「内臓調整」と④「自律神経の調整」が重要になってきます。
睡眠不足やストレス、日常生活の乱れにより、内臓疲労や自律神経の乱れを引き起こします。
子供の場合でも大人と同じように、外部からの刺激(ストレス)で身体が疲労しています。
これが慢性的に続くと免疫力や回復力が低下してしまいます。
ですが、これを解消する事で、痛みが治りやすい土台を作り、再発も防ぐ事が出来るのです。
ジャンパー膝に悩んでいる方へメッセージ
きっとジャンパー膝に悩んでいる方は、今まで病院や治療院でも治療経験があるはずだと思います。
そこでも治らず、ジャンパー膝について調べているうちにやっとこのページにたどり着いたのではないでしょうか??
きっと今まで治らずツライ思いをしたと思います。
お子さんが痛みを訴えている場合、親御さんもツライ思いをしたでしょう。
ですが、そういった方にこそ知っておいてほしいのは、
「ジャンパー膝は適切な治療さえすれば、早期に改善する疾患である」ということです。
今までどこにいっても治らないジャンパー膝は、治療をしている場所が正しくなかったんだと思います。
症状を早期に改善させるためには、本当の原因をつきとめ正しいアプローチをすることです。
私は、今まで沢山のジャンパー膝の患者さんを診てきましたが、
痛みの根本原因を見つけ、それを解消する事で多くの方が改善しています。
どこに行っても治らないあなたでも、根本原因さえ解消すれば、痛みはなくなり、すぐにスポーツ復帰が出来るはずです。
希望を持って当院に来ていただければと思います。
諦めなくて大丈夫ですからね!