顎関節症


- 開くときに「パキッ」と音がなる
- 口が大きく開けられない
- 開けると顎が痛い
- 頭痛がよくでる
- まっすぐに口を開けれない
顎関節症ってどんな症状?

顎関節症とは、顎に痛みが生じたり、口が開けづらい、口を開くときに耳の付け根辺りで「カクッ」「ゴリッ」といった不快な音が鳴るというのが、主な症状です。
そのため、硬い食べ物を噛めない、大きな食べ物を食べられない、また顎の音が鬱陶しい、というようなストレスを感じる方が多いです。
顎の関節の中には、上手に動かすための関節円板というものがあり、それがずれていると、顎を動かすと引っかかるような音がしたり、顎関節を構成する骨の変形によって擦れ合うような音がしたりします。
症状が悪化すると、口を開けようとしなくても顎関節や、頬やこめかみなどの顎を動かす筋肉が痛んだり、口が開かなくなったりします。
顎関節症の主な原因は「頭蓋骨を含むバランス」

顎関節症の問題は痛い部分だけが問題ではありません。
下記のすべてが密接に絡みあって痛みを作りだします。
- 顎の関節・筋肉の問題
- 顎を収める頭蓋骨の問題
- 頭蓋骨を支える頸椎(背骨)・骨盤の問題
- 生活習慣の問題
が挙げられます。
①顎の関節・筋肉の問題
こちらは主に使いすぎによることが多いので、問題となっている筋肉をほぐしたり、鍼や電気療法を使用することにより、関節の負担が少なくなります。
②顎を収める頭蓋骨の問題
顎は頭蓋骨のパーツの一部です。頭蓋骨は23個の骨で構成されています。
その中でも顎は上顎骨と下顎骨にあたり、下顎骨は頭蓋骨に垂れ下がるように繋がっています。
イメージとして、下顎を頭蓋骨に収納するのですが、頭蓋骨が歪んでいると収納スペースが狭く、中でこすれたり、衝突したりを繰返します。
その結果、痛みが発生することがあります。
③頸椎・背骨・骨盤の問題
近年、スマホやパソコン仕事が増え、現代人の多くが抱えている問題の1つとなっています。
では、なぜそれが顎関節症に影響がでるのでしょうか?
例えば、座っているときの1番の土台は骨盤になります。
その骨盤が歪んでいると、背骨を伝って、視線が左右の高さで違ってきます。
そうすると、人間は補正作用といって、自分自身で体の状態を真っ直ぐにしようと
肘をついたり、頬杖をついたりして問題を解消します。
それが長く続く結果として、頭蓋骨の状態も歪んできます。
④生活習慣の問題
例えば、寝ている際に歯ぎしりをする、知らない間に歯を食いしばっていた、ご飯を食べていると片方だけで噛んでいた、など無意識にしている動作が問題になることもあります。
これは、自分で意識することも大事なのですが、その多くがストレスから派生してきます。
今、皆さんが嫌なことを思い浮かべると、知らずに肩がくすんでしまったり、首を回したり、ため息をついたりすると思います。
顎と脳は距離的にも近いですし、手足とは違い、背骨を介することなく、ダイレクトに脳神経から顎の筋肉に伝わっています。
ですので、ちょっとした感情の変化、環境の変化、ストレスが顎に伝わってくるのです。
はま鍼灸整骨院の治療法
- 骨盤・姿勢を治す
- 頭蓋骨の位置を整える
- 顎関節とその周囲の筋肉を緩める
- ストレスを減らす
顎関節症は先程も言ったように、「顎の関節・筋肉」だけが問題でないこともあります。
しっかりと正すことで、結果的に顎の負担が減り、痛みが無くなります。
もちろん、日常の生活指導も規則正しくすることで改善の道が開きやすくなることは間違いないです。
患者様と、2人3脚で一緒に治療をしていきます。お気軽にご相談ください。